2005年4月28日 ゴールデンウイーク最初の日、ホーチミンにやってきました。 |
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何年振りかの大型連休とあって、成田空港はそれはもうすごい人でした。 国際線は2時間前にチェックインという決まりもなんのその、1時間前に空港に着くことが多いわたしも、さすがに今日は2時間前に来ました。 これが大正解。だって、チェックインですでに長蛇の列なのです。入出国カウンターなどでは結構並ぶけれど、こんなの初めてです。 チケットもマイレージなのによく取れたなぁとここにきてしみじみ感じました。 飛行機が離陸して約6時間、ホーチミン・タンソンニャット空港に到着です。 さて、ホーチミンに着いて最初の関門。それは、税関を出てすぐに待ち構えているタクシードライバーたちの客引き攻撃です。 彼らの言い値は決まってドルで、平然と「10ドル」とか言ってきます。10ドルというと、ドンに換算すれば15万ドン以上!(この時1USD=15,700ドン) 市内まではメータータクシーで行くと普通50,000〜60,000ドンなので、かなりのぼったくり度。初めてホーチミンを訪れる方は要注意です。 わたしはこのぼったくりタクシーに乗らないように、空港に来た人が乗ってきたメータータクシーをいつも拾っていました。 しかし、今回は夜便だったので、税関を出られたのが10時半過ぎ。暗いし、久々のホーチミンとあって、すっかりそのことが頭から抜けていたわたし。 「10ドルでどう」と声をかけてきたドライバーと交渉を進めてしまいました。 このドライバーは頑として「10ドル」を譲らないので、早々に諦めて次のドライバーと交渉。 ちょっとドンの持ち合わせが少なかったので、4ドルならいいかと思って「4ドル」と言ってみます。すると、そのドライバーの返事は「7ドル」。 いやいや、ここで妥協するわけにはいきません。「4ドル」「4ドル」「4ドル」で攻めます。 すると、そのドライバーはこっちが「え?いいの?」と拍子抜けしてしまうほど、あっさりと「OK」と言ってきました。 5ドルで乗った時もあったけれど、4ドルはこれまでのドル交渉では最安値です。 「幸先いいじゃな〜い」と浮かれつつ、タクシーに乗り込みました。 しかし・・・。 やはり、ここはベトナムでした。そうあっさりとことが運ぶわけがないのです。 市内に向かって出発して3分ほど経ったところで、突然止まるタクシー。そして、ドライバーが発した言葉は― 「行けない。Khong di duoc.」 それを聞いたわたしは思わず日本語で「は?意味わかんない。自分がOKしたんでしょー!ちゃんと仕事しなさいよ。」と言い返してしまいました。 多分、こいつは暗算が苦手で、3分経ったころにようやく計算できて気がついたんでしょう。4ドルじゃ足りないって。 「行けない」を連発し、あげく「あっちのタクシーに乗れ」と言うドライバー。そのタクシーには断られ、ついには「ここで降りて」と言ってきます。 さすがのわたしもこれにはブチ切れました。 「ふざけんなー!」 ドライバーは今にも泣きそうな表情で「行けないんだよぉ」というばかり。いい大人が泣きべそかくなよ・・・。 もう行けないらしいし、こんなわけのわからない場所でもめていても時間のムダなので、とにかくUターンして空港に戻らせることにしました。 案の定、降りる時にメーター分を払えと言ってくるドライバー。 目的地に着くどころかフリダシに戻っちゃってんのに払うわけないでしょ。 無視して、近くにいたメータータクシーを拾いました。 この安心感。やっぱタクシーはメーターに限ります。今度来るときは忘れないようにしなくちゃ。。 |
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2005年4月29日 今日はサイゴン解放30周年の祝日。カントーへ向かう前に、お祝いムードにあふれる市内を見て回りました。 |
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朝、ベトナムドンに両替をしておこうといつも入っていた両替屋さんに行ってみると、あったはずのビルが跡形もなくなっていました。 他に思いつく両替屋さんもなく、困ってそのあたりをウロウロしてみると、サイゴン解放30周年の日だけに、街中がベトナムの国旗で真っ赤に染まっています。 最初は朝イチでカントーへ向かうつもりだったのですが、4月30日は今日だけです。しかもベトナム人にとっては30周年の記念すべき日。 カントーへは正午ごろのバスで向かうことにしてに、カメラを取りにホテルへ戻りました。 ホーチミンで残念だったことが2つ。 1つめ。サビコ・キンドー・ショッピングセンターがなくなっていました。 平行しているドンコイ通りとグエンフエ通りをつなぐ商店街で、美味しいレストランやかわいいお店も多かったのに、工事中の囲いがしてありました。 入れ替わりの激しいホーチミンでは、1年経つと新しいお店ができていたり、あったお店がなくなっていることはしょっちゅうなのですが、行くのを楽しみに していただけに、ちょっとがっかりでした。あれは、なくなってしまったわけではなくてリニューアル中なのでしょうか・・・。 2つめ。LamTruongにすれ違いで会えませんでした。 プノンペンから戻った翌日の夜、知り合いの方に「歌謡喫茶に行きたい」とわがままを言って『M&Toi』に連れて行ってもらったのですが、この日のトリは ThanhTamでした。聞いた話によると、この前日、つまりプノンペンから戻った日にはなんとLamTruongが市内のステージにあがっていたそうなのです! ホテルでのんびりしてる場合じゃなかったのでした。。。無念。
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